新年あけましておめでとうございます
2026年の新年を迎えるにあたり、昨年も多大なるご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。昨年は、お客様をはじめ、パートナーの皆さま、そしてすべての関係者の皆さまからのご支援のもと、さまざまな取り組みを進めてまいりました。
本年も、さらなる機会の創出と継続的なイノベーションを通じて、皆さまのビジネスに価値をもたらす取り組みを進めてまいります。2026年が、皆さまにとって希望に満ちた実り多い一年となることを心より願っております。
AIカメラ時代の映像監視
セキュリティとストレージを変える大きな転換点
急速に進化するセキュリティ分野において、AIを活用した映像監視システムは、人や資産、公共空間を守る方法そのものを変えつつあります。これらのシステムは、単に映像を記録して後から確認する従来型のカメラとは異なり、コンピュータビジョンや機械学習技術を組み込むことで、リアルタイム、あるいは保存された映像を自動的に解析し、映像の中で何が起きているのかを検知・分類・理解します。
従来のように、多くの監視員が長時間モニターを見続ける必要はなくなりつつあります。AIが顔や車両を認識し、不審な行動(不審な滞留、置き去りの物、危険行為など)を検知し、即座にアラートを発することで、膨大な映像アーカイブから必要な情報を瞬時に抽出できるようになりました。その結果、誤検知の削減、対応スピードの向上、そしてこれまで大規模では実現が難しかった能動的なセキュリティ運用が可能になっています。
本質的にAIは、受動的だった映像を、24時間365日稼働するインテリジェントな早期警戒システムへと変えました。高い精度で異常を検知しながら、人は判断や対応といった本来注力すべき業務に集中できます。都市部の公共空間や交通拠点、企業施設、重要インフラに至るまで、AI映像監視は環境の安全性と効率性を大きく向上させています。
しかし、この変革はセキュリティ運用だけにとどまりません。高解像度映像の普及と継続的なAI処理は、ストレージ基盤に対してこれまでにない要求を突きつけています。本号で取り上げるように、データ量の急増、保存期間の長期化、そして高い性能要件は、ストレージ技術の在り方そのものを大きく変えつつあります。
AIが映像監視の中核となるにつれ、ストレージもまた急速に進化しています。現在のカメラは、より高解像度で、より多くのストリームを同時に生成し、解析に適したメタデータを絶えず生み出します。これらを支えるには、従来以上に大容量で高速、かつ高い信頼性を備えたストレージが不可欠です。さらに、AIを活用した監視では長期保存の重要性も高まっており、拡張性と性能の両立が求められています。
私たちのソリューションは、こうした新しい環境を前提に設計されており、高速なデータ取り込み、解析に最適化されたアクセス性能、そして多層的なデータ保護によって、すべての映像とインサイトを確実に保持します。
AI映像監視は、ストレージの常識を塗り替えている
AI搭載カメラの普及は、監視現場で「何が見えるか」だけでなく、「何を、どのように、どれだけ保存するか」を根本から変えています。
その結果、従来のストレージでは想定されていなかった新たな要求が一気に押し寄せています。
AIがストレージ環境に与える主な変化
1. 解像度とフレームレートの急上昇
AIは詳細な情報を必要とします。そのため、4Kや8K、マルチセンサーカメラが一般化し、高フレームレートでの運用が進んでいます。1台のカメラが生み出すデータ量は、数年前と比べて10倍以上になることも珍しくなく、日々の書き込み量は飛躍的に増加しています。
2. カメラ台数の急増
AIが常時監視を行うことで、人の目の制約は事実上なくなりました。都市、商業施設、キャンパスではカメラ台数が短期間で倍増するケースもあり、集中型・分散型を問わず、ストレージ基盤への負荷は急激に高まっています。
3. メタデータの価値向上
検知された人物や車両、行動イベントなどのメタデータは、容量こそ小さいものの極めて高い価値を持ちます。これらを即座に検索・活用するためには、高速なSSD/NVMe層やリアルタイムのインデックス処理が欠かせません。
4. 保存期間の長期化
AIにより映像の価値が高まったことで、90日、180日、あるいは1年以上の保存が一般化しています。これにより、アクティブアーカイブやハイブリッド構成への関心が再び高まっています。
5. 書き込み耐久性の重要性
24時間連続録画とAIによる再解析は、ストレージに極めて高い書き込み負荷を与えます。耐久性の低いストレージでは早期故障のリスクが高まります。
6. ダウンタイムが許されない運用
AIが一次検知を担う環境では、ストレージ障害は重大なリスクとなります。高可用性設計が標準要件になりつつあります。
7.「AI最適化型映像監視ストレージ」という新しいカテゴリー
現在求められているのは、汎用ストレージではなく、映像監視とAI処理を前提に設計された専用プラットフォームです。
結論:AI映像監視が生み出すのは「データの増加」だけではない
AI映像監視は、単にデータ量を増やしているのではありません。これまでにない全く新しいワークロードを生み出し、かつてないほど「賢く」「高速で」「高耐久」「大規模スケール可能」なストレージが求められています。
AI革命と映像監視ストレージ
AIによる映像監視は、もはや「これから来る技術」ではありません。
高解像度・メタデータ駆動・常時解析という新しいワークロードは、ストレージに対して性能、耐久性、拡張性、可用性のすべてを同時に求めています。
かつて「単なるカメラシステム」だった映像監視は、今やノンストップで高解像度、メタデータに富んだデータエンジンへと進化しました。それは、ペタバイト級の取り込み、瞬時のAI検索、過酷な書き込み耐久性、エッジからクラウドまでのインテリジェントな階層化、そして一切の停止を許さない運用を前提とする世界です。
ストレージに携わるプロフェッショナルにとって、これは単なる段階的なアップグレードではありません。ワークロード、コスト構造、アーキテクチャそのものの根本的な転換です。2026年以降に選ばれるのは、最大容量の筐体でも、最安価な構成でもありません。ペタバイト規模の取り込み、AI駆動の即時検索、そして長期保存を、運用負荷やコストを抑えながら実現できる――映像監視とAIのために設計されたストレージです。
ひとつ明らかなことがあります。インテリジェントビデオの時代において、ストレージはもはや管制室の片隅に置かれる受動的な存在ではありません。それは、AI監視システムが真の安全性と洞察をもたらすのか、それともデータの洪水に溺れるのかを左右する中核インフラです。
セキュリティの未来は、ストレージの未来の上に成り立っています。
今こそ、それにふさわしいシステムデザインを行うべき時です。
Thank You
今後ともPROMISE Technologyをよろしくお願いいたします。
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